2X4材でミニログハウスを作る(基礎工事1)

基礎工事

いよいよ、ミニログハウスの製作に掛かります。
まずは、建築物を作るのに必要不可欠な基礎工事です。
基礎と言うだけあって、ここをしっかり作らないと、上物を建てた後に地震などがあった際、建物が傾いたり最悪の場合、倒壊の可能性もありますので最も重要な工事になります。
ここでもジョイフル本田の基礎の施工について
を参照にブロックを使用した布基礎を作ります。
使用するブロックはC種いわゆる重量ブロックを使います。間違っても見た目は同じな軽量ブロックを使っては行けません。圧縮強度が半分になり崩壊する可能性があります。(建築用コンクリートブロックの規格)

基礎図面作成

前回作成した上物のサイズから基礎の図面を作成します。

基礎のサイズの出し方は、先ず1階の床面積を決定します。
今回は床貼りに構造用合板(サイズ910mmX1820mm)6枚を使う予定ですので面積は2730mmX3640mmになります。
それに壁となるログ材(2X4)の厚み38mmを足した、幅(2730mm+38×2=2806mm)、奥行(3640mm+38×2=3716mm)となります。
使用するブロックのサイズは(幅390mm厚み100mm高さ190mm)ですのでそこから計算すると基礎の図面サイズが出来上がります。
ブロックを並べる時には目地(継ぎ目の部分にモルタルを入れる)が必要です。標準的な目地は10mmです。
そこから必要なブロック数を出しますと、奥行きのサイズは、割り切れないのでブロックのカットが必要です。(斜線の部分)((390mmX9+100mmX2+10mmX10)-(3716mm)=94mm)要するにブロックを296mmにカットします。
カットには石材用カッター(もしくは、ダイヤモンドホイール)付きディスクグラインダーで行ないます。私は仕事で使ってますので、簡単にカット出来ました。DIYをする方は購入した方が良いでしょう。
幅の方はサイズが微妙ですので、計算して目地幅を12.7mmにして対応します。

現場確認をする~水糸を張る

図面が出来たらいよいよ現場作業です。

ミニログハウス建設現場

もう既に、資材搬入と水糸張りが終了しています。
詳しい作業はこちらのジョイフル本田HPをご覧ください。
水糸とは、建設物の4隅に杭を打ち基礎が水平に作れるように糸を張ることです。

根堀~根巻

いよいよここからは体力勝負の土堀になります。
幅20cm深さ20cm長さ13mを手掘りしていきます。
スコップで掘っていきますと今まで見えていなかった大きな石、岩、瓦等々色々出てきます。私はローコストを目指して頑張って自分で行いましたが、体力に自信の無い方は基礎だけは専門業者に依頼した方が良いかと思います。

既に、根堀が済み砕石を引き1段目前列のブロック設置が済んだ処。
ジョイフル本田の作業手順では、砕石が省略されていますが、私は基本通りに砕石を敷きその上にモルタルでブロックを固定しています。